事例・レポート

現在位置
トップ > 事例・レポート > ホワイトペーパー 『VISION』 > SharePointのアドオン製品研究
村田聡一郎

村田 聡一郎(むらた そういちろう)

執行役員コンサルティンググループ担当
外資系IT企業勤務、米国本社駐在を経てAbalanceに参画。ビジネスコンサルタントとして、国内外の大手企業における情報共有基盤の構築・整備に参画。ITと非IT施策を融合させた「現場が楽になる情報共有」の実現に強みを持つ

山城昌伸

山城 昌伸
(やましろ しょうしん)

シニアコンサルタント
国内SIer、CRMパッケージベンダー、上海法人駐在等を経てAbalanceに参画。大手飲食メーカーや外資系製造業における全社情報共有基盤の基本計画策定やRFP作成支援等に携わる。経営・IT・現場の各視点に立ったコンサルティング手法に強みを持つ。

>>VISION トップへ

>>Abalance トップへ

SharePointのアドオン製品研究
コーディング開発を行わずに利活用を促進する「現実解」

------------------------------------------------------
執行役員コンサルティンググループ担当
村田 聡一郎
シニアコンサルタント
山城 昌伸

 SharePointは非常に幅広い機能を網羅した統合情報共有基盤である一方、個々の機能においては日本企業の高いユーザー要求に完全には応えられない部分もあり、何らかの機能拡張を行いながら利用している企業が多数を占めている。
 そこでBP研究会では、コーティングによるカスタマイズ開発を回避しつつSharePointの機能強化を実現することでユーザー要求に応える「現実解」となりうるSharePointのアドオン製品に注目し、計91のアドオン製品に関する利用実態調査を実施した。


 2010年11月24日(水)に開催されたBP研究会の第5回例会では、SharePointの利活用を推進している大手企業22社から56名が参加し、いつものように会員同士の活発な情報交換が展開された。
 それに先だって同年8月に行われた第4回例会では、「SharePointで現場業務の効率化を行うためのミニアプリ」を研究テーマとして取り上げたが、標準機能のみでの構築や.Netによる開発に加えて、アドオン製品を利用した機能拡張を行っている例が多く見られた。
 そこで今回は、「SharePointのアドオン製品研究」をテーマに取り上げ、91の製品ごとに「検討した理由」や「導入に至ったポイント」、「実際に製品を利用した上での評価」について、会員企業の生の声を共有した。

SharePointの機能拡張ステップ

 そもそも、なぜアドオン製品の利用を検討する必要があるのか?この問いに対する答えは、「SharePoint標準機能だけではかゆいところに手が届かない」ということに尽きるであろう。
 SharePointは「ポータル」「コラボレーション」「コンテンツ管理」「検索」等の幅広い機能を網羅した統合情報共有基盤であり、利用用途によっては標準機能のみでもユーザー部門のニーズに十分対応できる。しかし、幅広い機能を網羅している反面、個々の機能において「以前のツールではできていたことが実現できない」というユーザーからの声も多く聞かれる。(これには、過去、部分的に最適化された製品を利用してきたことや、ユーザーニーズに応じたカスタマイズを積極的に実施してきたことも関係していると思われる。)

 では、SharePointの機能を拡張するにはどのような方法があるのだろうか。BP研究会では図1のように、標準機能のみでの利用から.Netによるコーディング開発まで、4つの機能拡張ステップを定義している。

SharePointの機能拡張ステップ

カスタマイズを回避しながら利用を推進するための「現実解」

 過去、ポータルやグループウェア等の情報共有基盤においては、まだ情報共有の黎明期ということもあり、システム部門やSIベンダーがユーザー部門の要求をそのまま受け、数多くの個別アプリケーションをカスタマイズ開発してきた。しかしその結果として、ユーザー個別の要件に過度に最適化されたシステムができ上がってしまい、

  • 情報共有基盤全体としての柔軟性の低下
  • システム運用や維持費の増加
  • バージョンアップ費用の高額化

といった弊害も多く見られた。

 上記のような過去の苦い教訓から、SharePoint利用企業の中では、「コーディングによるアプリケーション開発(図1のレベル4)は極力避けるべき」という認識が主流になってきており、機能拡張の必要性とカスタマイズ開発による弊害のジレンマを埋める「現実解」として、アドオン製品の利用が注目されてきているのである。


Vision PDFダウンロードお申込みはこちら